qmailの導入


0.注意書き


1.インストール

FreeBSD環境だと

# cd usr/ports/mail/qmail
# make install 

で一式がインストールされる。


2.設定

/etc/rc.conf を編集して、MTA (Messagel Transfer Agent メール配送のプログラム)として、デフォルトのsendmailが起動しないようにする。

mta_start_script=""
sendmail_enable="NO"

sendmail qmail 付属のものに替える。

# cd /usr/sbin
# mv sendmail sendmail.org
# ln -s /var/qmail/bin/sendmail sendmail

インストール時に生成された /usr/local/etc/rc.d/qmail.sh /var/qmail/rc を呼び出すようになっているが、/var/qmail/rcは存在しない。そこで

# cd /var/qmail
# cp -p /var/qmail/boot/home rc

とコピーする。

/var/qmail/control/ 以下にqmailの動作を制御する各ファイルを用意する。下記のシェルスクリプトを実行するとこれらのファイルが生成される。

# /var/qmail/configure/config

3.各ファイルの機能

各ファイルの機能は以下の通り。○の項目を設定し、△は入れなかったです。

ファイル名

機能

内容

me

自分のFQDN

horie.homeunix.com

locals

受け取るホスト名

ntibrk0170xx.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
horie.homeunix.com

rcpthosts

sendmailRCPTに現れてよいドメイン名。 rcpthostsに載っていないドメイン宛のメイルは受け取らない。ただし環境変数RELAYCLIENTが設定されているときには、rcpthostsを無視して、 qmail-smtpdはすべてのメイルを受け付ける。

localhost.horie-ltd.com
isdn.horie-ltd.com
ntibrk0170xx.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
horie.homeunix.com

plusdomain

プラス("+")で終るホスト名にはこの名前を付け加える。 defaulthostの最後がプラスならそれも同じ。 ホスト名がドットを含まず、最後がプラスのときは defaultdomainではなくplusdomainを追加する。

horie.homeunix.com

defaulthost

ホスト部のないアドレスにはこの名前を追加する。 defaulthostはホスト名である必要はない。

horie.homeunix.com

badmailfrom

受信を拒否する表書き発信アドレス。 表書き発信者アドレスが badmailfromに載っている場合、 qmail-smtpdはメッセージに対する各表書き受信者アドレスを拒否する。 badmailfromに書く行は@hostという形でもよい。このときhostというアドレス(ドメイン部)からのメイルはまったく受けとられない。

@rtn.yahoo.co.jp

smtproutes

防火壁内のイントラ内MTAサーバ等で使用。例えば右の例で、.af.milで終るすべてのアドレス(ただしaf.mil そのものは含まない。)MXレコードの宛先に送られる。 そのほかはheaven.af.milあてに向けられる。

.af.mil:
:heaven.af.mil

 


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