このHTMLは個人のおぼえがきで、(たぶん)正確ではありません。
ちゃんとしたドキュメントは http://www.jp.qmail.org/に収蔵されています。
FreeBSD環境だと
# cd usr/ports/mail/qmail
# make install
で一式がインストールされる。
/etc/rc.conf を編集して、MTA (Messagel Transfer Agent メール配送のプログラム)として、デフォルトのsendmailが起動しないようにする。
mta_start_script=""
sendmail_enable="NO"
sendmail を qmail 付属のものに替える。
# cd /usr/sbin
# mv sendmail sendmail.org
# ln -s /var/qmail/bin/sendmail sendmail
インストール時に生成された /usr/local/etc/rc.d/qmail.sh は/var/qmail/rc を呼び出すようになっているが、/var/qmail/rcは存在しない。そこで
# cd /var/qmail
# cp -p /var/qmail/boot/home rc
とコピーする。
/var/qmail/control/ 以下にqmailの動作を制御する各ファイルを用意する。下記のシェルスクリプトを実行するとこれらのファイルが生成される。
# /var/qmail/configure/config
各ファイルの機能は以下の通り。○の項目を設定し、△は入れなかったです。
ファイル名 |
機能 |
内容 |
|
○ |
me |
自分のFQDN |
horie.homeunix.com |
○ |
locals |
受け取るホスト名 |
ntibrk0170xx.adsl.ppp.infoweb.ne.jp |
○ |
rcpthosts |
sendmailのRCPTに現れてよいドメイン名。 rcpthostsに載っていないドメイン宛のメイルは受け取らない。ただし環境変数RELAYCLIENTが設定されているときには、rcpthostsを無視して、 qmail-smtpdはすべてのメイルを受け付ける。 |
localhost.horie-ltd.com |
○ |
plusdomain |
プラス("+")で終るホスト名にはこの名前を付け加える。 defaulthostの最後がプラスならそれも同じ。 ホスト名がドットを含まず、最後がプラスのときは defaultdomainではなくplusdomainを追加する。 |
horie.homeunix.com |
○ |
defaulthost |
ホスト部のないアドレスにはこの名前を追加する。 defaulthostはホスト名である必要はない。 |
horie.homeunix.com |
△ |
badmailfrom |
受信を拒否する表書き発信アドレス。 表書き発信者アドレスが badmailfromに載っている場合、 qmail-smtpdはメッセージに対する各表書き受信者アドレスを拒否する。 badmailfromに書く行は@hostという形でもよい。このときhostというアドレス(ドメイン部)からのメイルはまったく受けとられない。 |
@rtn.yahoo.co.jp |
△ |
smtproutes |
防火壁内のイントラ内MTAサーバ等で使用。例えば右の例で、.af.milで終るすべてのアドレス(ただしaf.mil そのものは含まない。)はMXレコードの宛先に送られる。 そのほかはheaven.af.milあてに向けられる。 |
.af.mil: |